色っぽい声を出しながら萌夏が指を股間に這わせる。敏感なのかクチュリと音がするほどに既に湿っている。
「んんっ、当社ではぁ新人の女の子はぁ…んんっまずは社長の(ピー)さんと関係を持ちぃ…んんっその素晴らしさをぉ、はぁぁん、理解しますぅ。ふふっそして(ピー)のお家でメイドとしてぇ、公私のお世話をさせていただきながらぁぁん、社のビジョンとメスのぉ…はぁぁっあぁぁんん、ホスピタリティをぉしつけてぇ頂きますう」
ゆっくりと萌夏が小さなショーツの布をずらす。
既に使い込まれていることがひと目で分かる色素の沈着してしまった淫らな場所がまだ若い萌夏と対照して淫靡な魅力を醸し出してしまう。クチュリっと萌夏が自らの陰部から分泌された淫らな液体を指先にとって強調するようにその粘性の液体を見せつける。
僕は思わず自分の一部が熱くなってしまっていることに気がついた。あれほど悪くて、今だって辛いと感じているのに僕の本能がそれとは逆のことを感じてしまう。
「それからぁ、(ピー)社長の個人的な愛人にぃふあぁぁん、させていただいてぇ社内の役員の方にご奉仕させていただきますぅ。んんっでもぉ、その前にぃ一週間、(ピー)社長のお知り合いの風俗店でボランティアをして…んんんっふぅっテクニックを身に着けますぅ。
見えますかぁ?私の淫らな・コ・コ!んっ、たくさんトレーニングっふぅんんしてるのおわかりでしょう?」
一般常識から遥かに乖離した金田の思考回路を刷り込まれた。萌夏。それなのに彼女はその異常性を受け入れて、それどころか誇ってさえいる。でも、僕だってもはや萌夏のことを批判できないのかもしれない。異常な常識に染まって下品なAV男優を誘惑している元婚約者を見てこんなにも興奮してしまっているのだから。
彼女の官能的な太もも、白い白磁のような肌。未だにイケイケな新人OLらしさを失っていない表情。それなのにその全てがあの男に捧げられてしまっている。
「ふふっそしてぇ、最後にぃ、この5課に…あぁんっ配属されるんですぅ。社を支える肉体です♡毎日、ジムとヨガにでぇ、体を磨いてぇ、はぁぁんん、もう我慢できないですぅ♡最高の肉体にぃ、していますぅ」
「まじかよ、イカれてるな」
AV男優のふざけた声が入る。
「上原さん、もうきつそうよ。さぁ、脱がせてご案内して差し上げなさい」
明らかにチャラいAV男優に対してまるで王侯貴族にでも対するような丁寧な扱いをスル画面の中野二人。いや、本人たちが望んだのではなく、そうするように教育されてしまっているのだろう。新人の上原という女性がその細い手でベルトをカチャカチャやって外す。下着に至るまで丁寧に脱がせてきちんとたたむ。男はニヤニヤしながらされるがままになっているだけだ。
そして着替えている間、萌夏は男が萎えないように反対側に付き添ってその下半身に手を差し伸べ、AV男優のでかいチンポをゆっくりと扱き上げている。それどころか、彼女が唇を差し出し、深くキスをする。
チュッ…チュプ…んチュチュるるるる。
激しい体液の交換が行われる。そうしている間に男は全裸に剥かれ、二人の女子に体を密着させられながらパーテーションで区切られた隣室へ向かう。カメラが映し出したのはシンプルにベッドが置かれた空間で、ベッドサイドの棚に大人のおもちゃが並べられていることからその空間の目的は明らかだった。
「では、どういった体位がお好みですか?」
うやうやしく萌夏が聞く。
「そんじゃぁ、バックで。ちなみに、オレまじ激しいから」
「ふふ、ではどうぞ」
萌夏がベッドの上で四つん這いになって、スカートを捲り上げて、お尻をつきだす。なんと顕になったその場所にはマジックで文字がかかれていた。
「やべえな、マジで」
引いている男優を尻目に萌夏が解説する。
「きちんと(ピー)コーポレーションの一員であり続けるために毎朝5課のみんなでお互いに書いているんですよ」
カメラが接近して狂気のようなその文言を映す。
『私の体は会社の備品』『チンポに最高のホスピタリティを!』『最高のおもてなしをします!』
見せつけるようにお尻を振る萌夏。その陰部からは既にテラテラと愛液が垂れている。
「さぁ、こちらですよ」
上原とか言った萌夏の後輩が男の巨大な肉魔羅を握って萌夏の大切な場所に導く。一体僕以外の何人とセックスしたのかわからない淫らなその場所はまるで当然と言わんばかりに僕のものより二回りは大きなAV男優のものを咥えこんでいく。
「んん、大きいですぅ…」
萌夏が幸せそうにそういう。
「ああ、お前の中も流石にいい具合だわ」
男がそう褒める。
「ふふ、ありがとうございます。さぁ、どうぞお好きに使ってください」
カメラが少し引く。後輩の若い子が懸命に男の胸板に体を預け、乳首をペロペロ舐めてかしずいている。男がゆっくりと腰を振りながらその女性の方に手を回しまるで自分のものだと言わんばかりのポーズを取る。
「っべーは、マジやっべ~は」
そう言いながらクッチュクッチュと音を立てながら男の腰が前後する。
「んんっふぅ…あぁっ、太いものがぁ!」
「ってか、へたなAV女優より積極的だし、やべえわ」
「はぁぁっふあぁんん!お金のためじゃなくてぇ、会社のためだからですぅ…んふぅんん、そうよね、あぁぁんっ上原さん」
カメラが切り替わって上目遣いで男優を潤んだ瞳で見上げる後輩を映し出す。
「はい、そうです!」
ペロペロと勃起した男優の男乳首を転がしながら言う。
「んっレロ、レロ…私も昔は彼氏がいたんですけど、(ピー)社長の研修を受けて思ったんです。彼氏としかエッチしないのって違うなって。自分勝手じゃないですか。せっかくの信頼表現なんだから、もっともっとシェアしていかなきゃ。ここだったら、私の体で沢山の人を癒やしてあげられる。それって素晴らしいおもてなしの心じゃないですか」
「へー、今はその彼氏とどうしてるの?」
「別れました。会社に対する愛が大きすぎて彼氏のこと考えられなくなっちゃったので」
そう喋っている間にも徐々に男女の交わりは勢いをましていき、パンパンパンっと腰がぶつかりあうこ
とが聞こえ始める。まるで萌夏の性器をつまみに、インタビューしているみたいだ。
僕の愛おしかった人がただの道具に成り下がって弄ばれてしまっている。それなのに、それを見て興奮してしまっている自分に吐気がするほど気分が悪くなる。それなのに僕の股間は痛いほどに勃起してしまっている。
「はぁぁんあっ、イイぃ!気持ちいですぅ!」
男がよそ見しながら腰をふっているのに、快感に染まった声を上げてヨガる僕の元カノ。大きく映し出された彼女の顔は誰がどう見ても快感に染まっているとしか見えない顔で、僕の知っている萌夏とはかけ離れた卑猥な表情だった。
「あぁぁん!大きいオチンチンがぁぁ、ゴリゴリってぇ責めてるのぉ!」
パンパンッと腰がぶつかりあう旅位に二人の結合部分から淫らな体液がはじけ飛ぶ。
「はぃ、私の舌をお楽しみください!」
大原と呼ばれていた後輩がAV男優の胸板に体を預けてピンク色の舌を伸ばしてキスをねだる。そうしている間も彼女の指は男の乳首を愛撫して少しでも快感を送り込もうと余念がない。
ちゅぷっちゅる…んふぅっぷちゅ、ちゅぱっ萌夏のとつながりながらその後輩とキスをする。しかもそれをやっている男は今日あったばかりの軽薄そうな名前もわからない男だ。それなのに二人共まるで当然と言うように奉仕する。
わかっている。二人が相手の男のことを思っているわけではないということは。金田の命令だからやっているということが僕をさらに苦しめる。二人共金田のためなら文字通りなんでもするほどに心酔してしまっている。パートナーを裏切り、自分の人生を捧げ、誇りも愛情も全て金田に奪われてしまった二匹のメス。
画面の中ではその二匹のメスが喜々として『仕事』をしている。それをみながら、僕は触れてさえいないのにズボンの中に果ててしまった。
「ひゃんっ、あぁぁんん!大きいオチンチン♡いいですぅぅ!もっと、もっと私に刻んでぇ」
僕が射精している間も萌夏は男に腰を振り、ご機嫌を取り続ける。逞しいAV男優の掘削機のような肉体が僕の萌夏の体に無知こまれ、彼女を侵食する。
「んはぁぁああああああ、イイですううううう。あぁぁん、イキソウイキソウイキソウ!!!」
切なそうに彼女が叫ぶのを果ててしまった僕は見ることしか出来ない。どうせ僕では彼女のあんなふうの顔を見ることはできなかった。それに、彼女をまんぞくさせるだけの太さ長さも耐久力もなかった。
「うぉぉぉ、イイぞ!とりあえず一発言っとくぞ!」
男優がふざけたように言い放つ。
「あぁあぁぁんん、感じる!感じてる!熱いスペルマがァァァぁぁ出てるのおおお!」
絶頂の会館とともに吐き出されたどこの誰かも知らないザーメン。それが僕とするときは常にゴム越しだった彼女の膣に吐き出される。
絶頂の快感に流されているにも関わらず、萌夏は腰を上げてチンポを出す。後輩がすかさず、口で掃除しようとする。まるで普通の業務のように。
僕はそのまま彼らが2回戦に突入するのをただ見ているしかできなかった。
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