【Intro3】染められてしまった嫁、気づかなかった僕。

第三話:十二月 調教の季節(1) :金田視点

他には相手先のおっさんの目が完全に萌夏の胸をロックオンしてたこともあったっけな。まっ、あのデカ乳だ。しゃーない。っで、オレはプライベートミーティングで教えてやったわけよ。

「今日のハゲオヤジ、ずっとお前の胸を見てたな。どうだった」

もちろん胸をわっしゃわっしゃ思うがままに揉みながらな。

「正直、気持ち悪かったです…あはっんん!」

「こんな敏感なのにな。次会うときはジャケットは無しで黒のブラを透けさせろ。そしたら話が入りやすいからな」

「んん…そんな。いやですぅっん!」

「お前女だろ。使える武器は使えよ、オラ社長命令だ」

「あぁんん!そ、そんなぁ」

この時にはもうオレに抵抗する気はなくなってたっぽくて素直に言うことを聞いてくれて契約が取れてみんなハッピーだったわけだ。それ以降、オレがセクシーなの着て来いつったらちゃーんとエロエロなのを着てくるようになったぜ。多分、旦那の前でもしたことないようなやつ。まっ、本人が気がついてないのは萌夏もオレの『使える武器』、便利な道具の一つでしかないってことだったわけだけどな。

 そんな感じに『新人教育』しながら社長室秘書にしてやたってわけだ。もう、会社にいる時間の半分は以上はオレと同じ部屋だ。残業で帰れない旦那と一緒にいる時間はせいぜい4~5時間ってとこだが、秘書の萌夏がオレの部屋にいる時間は7~8時間。その上ランチやディナーにも連れて行ってやってる。

 ちなみにここまでダシにされてる旦那だが、業績評価を上げてやるわけがない。あげるふりをして見せて、こんなに上げてやってもダメダメなお前の旦那マジ無能って優しく萌夏に囁いてやる。はじめはいちいち反論してたけど、最近は何も言わなくなった。旦那がダメなエビデンスが多すぎて反論できなくなっちまったかな。まぁ、そのエビデンスは全部旦那の実際の能力とは全然関係ないんだけどおバカな萌夏が気がつくはずはない。

 そこでもっともっとオレに対するインセンティブを上げてやる。仕事用として萌夏に林檎のデザインで有名なおしゃれなコンピューターを買ってやって業界の人間とつながるためのSNSの使い方を教えてやる。SNSのフォロワーがどんどん増えてオレへの高感度が目に見えて上がっていく。まっ、そのフォロワーの大半はオレが後ろで手を回して金で買ったアカウントなんだけどな。

 次は萌夏の意識改革だ。社是の通りイノベーションを萌夏に起こして、オレの好みに書き換えるってわけだ。はじめはとある有名な業界人の有料勉強会に行かせるところから始める。そして社長秘書として簡単なスモールプロジェクトに出向させて、適当に活躍させる。そしてそれを褒めまくって給料も上げてやる。

 外から見ればイケイケのOLってわけだし、本人的にも全部うまくいっていて自信が出てくるってわけだ。まー、全部オレがお膳立てしてんだから当然なわけだが。そしてそのあたりで少しトラブルを用意してやる。めちゃくちゃ落ち込む系のやつ。当然、外からのイメージを守りたい萌夏は外部の人間に相談できない、しかも旦那は相変わらず忙しくて話す時間もない。まっ、この時点でもすでに旦那の能力には見切りをつけてたかもしれねーけどな。つーわけで萌夏が頼れるのは毎日社長室で顔を合わせる超有能なオレだけってわけだ。

 落ち込んでる萌夏を気晴らしに高級ホテルに誘ったらホイホイついてきちまって笑えたぜ。フレンチを食いながらロジカルなソリューションを提示してやったら、まるで天のお告げでも聞くみたいに真剣な顔してメモとってんの。

 もちろんその後はホテルでしっぽり熱い一晩を過ごしたってわけだ。旦那のことなんて全く頭になかったと思うぜ。浮気させちまったお詫びにっつってダイヤのネックレスをやったら一瞬『浮気』って言葉に納得いってなかったし。

「え、ああ。そうですね。浮気しちゃったんだ、私」

ってまるでそこで初めて浮気したことを自覚したみたいなことを言うもんだからオレは笑いをこらえながら言ってやったんだ。

「萌夏の辛い時に横にいられるのがオレでよかった。萌夏のモチベーションをあげられるんだったら何だってするのがプレジデントとしてのオレの勤めだから」

そしたら、萌夏のやつマジマジとオレのことを見てそのままキスしてきやがった。浮気だってわかった上でだぜ。

 それ以降萌夏の化粧に気合が入り始めたから、あとは簡単だったぜ。ちょっとオレ好みの服をプレゼントしたら喜んで着るようになった。はじめはブランド物のバッグからスーツ、そして下着まで。下着プレゼントしたら、意味はもう分かるじゃん。でも全然拒否らねーの。

 その頃にはどんなにセクハラしても嫌がらなくなって、むしろとろんとした目でオレのことを見てくるし、会社の接待に行った日はホテルに二人で止まるのが普通になっちまったぜ。

 笑えるのは旦那が自分がサビ残で家に帰れてないから萌夏も同じだと思って疑いもしなかったことだ。スーツが代わって、オレのプレゼントしたアクセをつけてんのにな。まっ、平の社員じゃ社長秘書サマと会うこともそんなないから当然か。オレも確信が持てるまでは二人をセパレートしておきたかったしね。

「金田さん、今日もこの後ミーティングいいですか?」

 そう萌夏の方から聞いてくる。

「ああ、いいぜ。どこでやる?」

「ふふ、どこでもいいです。金田さんのコンサルテーションを受けれるなら」

「じゃぁ、今日は早く上がってオレのうちに来るかい」

「ええ、よろしいのですか?」

「優秀な社員と個人的に付き合うのはプレジデントとして当然だよ」

 そうケツをもみながら言ってやる。普通の状況ならまずセクハラ案件だが、萌夏はその段階までは既に教育済みだ。

「ではお言葉に甘えさせていただきます!っあぁん!」

 そう言ってしなだれかかってくる。オレはそんな萌夏のケツを支えながら駐車場のベンツに向かう。外車に載ったことがないという萌夏を連れて一通りドライブに連れてってやる。そして夕食を作ってくれとオレの好物の『お願い』してやる。まっ、今後オレの身の回りの世話をすることになるんだから早めにしつけとかなきゃね。旦那の色はさっさと脱色して萌夏をオレの色に染め直してやらないと。

 他の秘書がおいていったエプロンを使わせる。萌夏の雰囲気とは真逆のフェミニンなやつだ。そんなものがどうしてあるのか彼女は訝しんでいたが、社長命令で普通にスーツの上から来て調理していた。そしていま、夜景の見えるオレのタワーマンションの最上階のリビングで食べながら彼女の愚痴を聞いてやる。大抵は取引先への不満だ。

「本当にあそのこの社長って横柄で傲慢で最低ですよね。まず、一緒にやろうっていうパートナーマインドが全然感じられませんし。あそこ以外に選択肢がないから仕方なくつきやってあげてるだけなのに…」

オレの意見を代弁してくれる萌夏に満足感を覚える。うんうんと適当に相槌を打ちながら彼女の背後から服のボタンを外していく。抵抗する気配は当然ない。彼女の黒いオープンブラがあらわになる。オンナとしての肉感を武器にするように指導して以来、彼女は自分で海外の高級セクシーランジェリーを買うようになった。黒いオープンブラの先端から飛び出た乳首が既に彼女が興奮していることを示している。そして下着姿になった萌夏に命令する。

「今日はまず口でやってくれないかな。指導されるものとして準備するのは当然の礼儀だと思うんだけど」

「もちろんです。では金田さん今日のレクチャーの準備を私のお口でなさってください」

下着姿の萌夏が丁寧に着衣のオレのズボンのチャックを下ろし、その白い指で丁寧にオレのものを出す。

「右手で調整しながら左手で金玉をマッサージしな。ペロペロは丁寧に上の方から愛情を込めてな」

チュチュっとオレの指導に従って萌夏の舌が恐る恐る亀頭に乗っかる。

「ほら、キスをする容量で吸うんだ。オレからビジネスの知識をいっぱい吸収したいんだろ。どれくらい吸いたいのか見せてみろよ」

チュウウウウッっと強く吸われる。そのまま

尿道に萌夏の舌が差し込まれオレの小便で汚れた穴をメロペロする。いい傾向だ。入社したての頃は愚か、ほんのひと月前でもここまではしなかっただろう。どんどん彼女の中でオレの存在が大きくなっている証だ。そのまま彼女の中でオレの存在が彼女自身より大きくなるまでちゃーんと教育してやらなきゃな。

そう考えながら、萌夏の頭を撫でる。

「黒髪も陰気だし、もうすこし明るめに髪染めたらどうだ。接待にも花になると思うんだけどね」

「ふぁ、、しょ、しょれは…」

オレのチンポから口を話さずに口ごもる萌夏。あーあ、これはいけない。まったく許せない。ぐいっと頭を掴んでチンポから離す。

「萌夏、オレはな、お願いしているわけじゃないんだよ。前にいったろ、社長の言葉はなんだっけ?」

オレを見上げる萌夏の表情が悲しげに変わる。自分のミスがわかったんだろう。すでに彼女は引くにはあまりにも色々なものをオレに与えすぎた。すでに旦那と同じ程度にはオレのことを思ってしまっている。そんな相手から直接拒絶の言葉を聞きたくはないのだ。

「社長のお言葉はすべて命令です。プレジデントのオーダーはカスタマーやメンバーや私自身よりも優先…されます」

最後少し口ごもったな、コイツ。もっと責めるか

「じゃぁ、論理的に染めない理由を説明してみてよ。少し髪を染めるくらいのことで会社の利益が上がるんならむしろ自分から染めますって提案するぐらいがクリエイティブな社員の行動だと思うんだけどな、オレは」

実際問題こんなの気持ちの問題で会社がどうのこうのの話ではない。だが萌夏はもうそんなふうに考えられないだろう。なぜならすっかり彼女のプライベートも内面も会社に依存してしまっているから。オレが依存するようにさせてきたからだ。休日まで含めて会社の業務をさせて、喜びも悲しみも会社と一体化させる。オレの好みの衣類や種類のフォーマットを強制し、それを彼女自身の好みとすり替えさせる。オレがこう感じろといったことは彼女の感情にならなくてはいけないんだ。

「すみません。そうですよね。社員として社長の指示に違うのは当然のことなのに、私ったらなんで嫌だと思ったんでしょうか」「そうそう、あとでちゃ~んと萌夏に似合う染料を選んでやっからな。あと、きちんと染められたら新しい髪の色に似合う髪留めを銀座のジュエリーショップに選びに行こうか」「金田さん、ありがとうございます!」

すぐに萌夏がいつもの表情に戻る。自分の意志が捻じ曲げられたことなどなかったように。

「萌夏、これだけは覚えとけよ。オレに対してできないというのは基本的にすべて言い訳なんだ。まず、拒否する前にやってみろ。やりもする前から否定するな。ポジティブマインドだ。今までだってオレの言うことは全部正しかったろ。ほらわかったら、続きだ」

 こくんと笑顔で頷いて萌夏が再びオレのチンポにキスをする。

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