今回から、マブラブの人形化、二次創作をしていきます。といってもアニメ版の方しか知らないので、原作的には違うという表現があるかもしれません。ご容赦ください。
注意)オリジナルキャラが出ます。
注意)この物語はマブラブの二次創作であり、原作と著しく異なる描写や、原作ヘイトと取られかねないシーンが多数あります。
注意)人種間描写が存在します。差別的描写が存在しますが、これは作者の思想などを反映させたものではなく、純粋に作品の完成度を高める道具としてのみ利用しています。
以上納得いただけた方は、読み進めてください。
篁唯依はユーコン基地の人気のない格納庫にいた。
「こっち、こっち」
っとイーニァがいつものように無邪気に呼んでいるが、戦術機がある見知らぬ格納庫を歩く彼女の足取りは重かった。イーニァがとても重要な事があるからクリスカと会って欲しいといってきたものの、イーニァの説明は要領を得ないものばかりだった。
それでもイーニァの切迫した表情から重要性を感じてついてきたのだが、まさかソ連の格納庫につれてこられるとは思っていなかったのでどうにも所在がない。無人の倉庫に小走りのイーニァの足音と、落ち着いた唯衣の足音が響く。テストパイロットの訓練指導中を切り上げてきたため衛士強化装備を着たままだ。ひんやりとした倉庫の空気の中でピッタリと体にフィットした衛士強化装備の下で汗が張り付くように乾いていく。
「こっちだよー」
イーニァが戦術機の影から手招きをする。一瞬私の意識がイーニァの指差す方向に集中した、その隙に突然3つめの足音が私の背後から現れて私を羽交い締めにする。イーニァが指差して空きができただけなら、こんな簡単に背後から襲われることはなかった。問題はその力が人間離れして強かったことだ。
「動くな!タカムラ中尉!」
そう、耳元で言われる。その声から私を絞めているのがクリスカだとわかる。やはりソ連軍人など信頼すべきではなかったのだ。だが、後悔しても既に遅い。私は全力で逃れようとしたが、私の両腕をまるで鋼鉄のように硬く締め上げた。いくら軍人とは言えあまりにも人間離れした怪力によって抵抗が封じられる。私とて今まで鍛えてきた軍人として屈辱的なほどに固められてしまっている。
「じゃぁ、ちょっと痛いけど我慢してね」
気がつくと目の前にイーニァがいた。手には注射器が握られているのが見えた。
「何をする。離せっ!」
身を振るってなんとか逃れようとするが、相変わらずクリスカの腕は鉄のように私を捕らえてびくともしない。そうしているうちにイーニァの注射針がどんどん近づいてくる。彼女の無邪気な笑顔とともに首筋に指が添えられる。
「チクってするよ。チクって」
「やめろ、やめるんだ、貴様らぁ!」
イーニァの細い指が注射針を私の首筋に這わされ、自然な動きで針が首筋に刺さる冷たくて痛いかすかな感覚がある。
刺された場所からじんわりと熱い感覚が全身に広がっていく。
「あっふっ…」
意図せずして吐息が漏れる。
体の熱さとともに徐々に全身の筋肉が弛緩していくのも感じる。抵抗しなければいけないのに、どんなに力を入れようとしてもまるで水の中でもがくようにふわふわとして力が入らない。
「タカムラ中尉、効いているようだな」
私を押さえこんでいたクリスカがそういう。その言葉とともに、彼女の腕から力が抜けるのが感じられる。あれほどガッチリと押さえ込んでびくともしなかった腕がただ私を支えるだけの程度の柔らかいものになる。だと言うのに、弛緩してだらりと重く垂れ下がった私の腕は指先をピクピクさせることすら難しいほどに力が入らなかった。
「な…に…を…打っ…た…」
私を羽交い締めにしていたクリスカの腕が片手で私の胸を掴んで背後から支える。
「イーニァ」
クリスカがもう片方の手をイーニァに差し出す。イーニァはどこからかボトルをクリスカに渡す。中に入っているのはよくわからない透明の液体だった。さっきから彼らの行動はあまりにも得体が知れず、これから何が起こるか想像もつかないというのに私は抵抗さえできなかった。
イーニァに渡されたボトルの中から粘性の液体をクリスカが反対の手に取る。ヌチャリとした冷たい液体が私の強化装備上に乳房の部分にまぶされた。ニチャニチャとそれを両乳房に広げていく。粘性の冷たい液体がふれた場所から衛士強化装備の硬化性能が落ちていく。本来なら意図しない衝撃に対して硬くなることで装着者を防護する衛士強化装備が、クリスカによって何らかの薬品を塗られた場所からただの布のように柔らかくなっていく。いや、それどころか体に完全にフィットするように作られているがゆえに逆にまるで素肌のように敏感にさえ感じてしまう。
両乳房をまるで弄ぶようにクリスカが撫で回し、乳首をつねりさえする。本来なら絶対装備越しには浮き出ないその部分も性能を失った装備の上からあきらかにわかるほどに浮き出てしまっている。
「はぁ…ぁぁ、やめ…ろ‥」
そういった言葉も弛緩した私の口からは殆ど音にならない程度にしか聞こえない。しかもそれさえも無意識にこぼれ出てしまっている吐息によって途切れてしまう。
グチャグチャと胸の上からお腹にかけてクリスカの腕が移動していき、刺激の性質が変わる。
「ひゃぁっんん…」
冷たい薬品がまるで溶けて染み込むように私の体温に同化していく。クリスカの繊細な指先が丁寧に揉み込むようにそれをひろげていく。くすぐったいほどのその僅かな感覚さえも火照って敏感になった私の体にとっては刺激が強すぎるようにさえ感じてしまう。
「んふっはぁ…」
クリスカに支えられながら思わずビクンと体をくの字に痙攣させてしまう。熱くほてった体から発せられた汗とクリスカのジェルと混ざり合う。
「顔…赤いよ…」
イーニァが無邪気にそう言って笑いかける。まるで私の体が敏感になって感じてしまっていることを寿ぐように。
しかも薬品を私の体に塗りすすめるクリスカの指がどんどん下半身へ下りていき、ついにそれが下半身を覆うパーツに到達した。彼女が薬品を塗り込んでいくとパーツが体にフィットした繊維質の部分から剥がれていく。そこに彼女の指が入り込んでいき、ついにもっとも触られたくなかった下半身の敏感な場所にそのサラサラとした指が触れる。
「ハァんっ」
思わず腰がカクンと揺れてしまう。倒れ掛かった私の体がクリスカに支えられる。こんな卑怯者に…と怒りがこみ上げて来ているにも関わらず体の方は間断なく快感を訴えてくる。まるで別々の生き物のように異なる動きで責めてくるクリスカの両腕。左手は繊細でありながらも大胆に私の乳房を揉み回し、乳首をつまみ、嫌でも私の女を強調するように刺激してくる。一方で彼女の右手は股間のパーツと繊維質のスーツの中に入り込み、肌に張り付いた布の上から敏感なクリトリスを押しつぶしつつ中指はぴっちりとしたスーツ毎私の中に侵入してくる。そのあまりにも手慣れた動作は一種ベータのような人間離れした気持ち悪ささえ感じさせる。
「ひゃふ…んんっ…ぁぁんん!」
っと弛緩した体を刺激されてほとんど無意識のように口から吐息がこぼれ出る。無言で私の体を愛撫するクリスカ、それをじっと見ているイーニァ。火照った体は言うことを聞かず、一方的にクリスカの与える快感を受け入れるがままになっている。いや、彼女が塗った薬品のせいで衛士強化装備が機能を失い、まるで素肌を弄られているようですらある。
「んあぁぁ…ふあぁんん…あっんっん!」
私の股間をいじるクリスカの指先から明らかに薬品のものではない粘性のニチニチとした音が漏れてくる。恥ずかしかった。それなのに何もできない自分が腹立たしくて、でもそれさえも抵抗できるほど体を動かすには至らなかった。
そう私が葛藤している間もクリスカの指は更に奥深くに侵入してきてクリトリスをも責め続ける。
「ひゃぁぁぁん…あぁぁぁぁぁんんんんんっ!」
そしてついに、受け入れがたいほど屈辱なことに私は彼女の責に屈して絶頂してしまう。女を捨てて軍人として生きてきた私にはありえないほどの屈辱。クリスカの愛撫によって火照った体は更に高まり、スーツが吸収しきれなかった汗が吹き出してスーツの表面をテカテカとコーティングしてしまっている。
その時無人のはずの格納庫にパチパチパチっと拍手の音が響き渡った。
「これはこれは、名高い大日本帝国のお嬢様であるタカムラ中尉の絶頂を拝めるとはなかなか眼福ですね」
コツコツコツと革靴で格納庫の床を叩きながら現れた男はソ連人のようだった。瓶底のメガネを掛けて病的なほどに色白の白衣の男だった。冷酷そうな目と冷たい色合いの金髪の痩せ型の体型。イーニァとクリスカが男に向かって敬礼する。
「ようこそ、ソ連軍基地へ。歓迎しますよ、タカムラ中尉」
そう言うと男はまず、イーニァの目の前でまるで空中のチャックを閉じるような動作をしてみせる。その瞬間敬礼していたイーニァの腕から力が抜け、彼女の目から光が消える。人間味を失って、まるで木偶の坊になったイーニァに男が命じる。
「イーニァっ、ジュラーブリクをオマエの体で磨いてきなさい」
「…ハイ」
イーニァはその男の言葉にただ機械的に答えて、無感動な瞳を動かくこともせずにイーニァが戦術補講戦闘機の方に歩いて行く。普段何を考えているか理解できないながらも表情豊かなイーニァがまったく顔色一つ変えず、言われるがままにジュラーブリクのところに行き、ガラス玉のように無感動な瞳でこちらを見ながら体を鋼鉄の機体にこすりつけ始める。
「タカムラ中尉、あなたも新型の戦術機を開発する見ならわかるでしょう。衛士によって磨かれていく機体の美しさが。そういう意味で、このイーニァとクリスカは私の最高のコレクションなんですよ」
穏やかな口調で狂気に満ちたことを言う男。それにもかかわらず、相変わらず私の体は動かない。明らかに危険な状況だと言うのに、指先さえ動かすことができない。
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