結局私はメッセージを送ってしまった。だけどアイツから返ってきた応えは、『我慢できねーなら自分で慰めればいいじゃん。オレ今別のオンナで忙しいからマンコ足りてるし』という最低のものだった。
そしてその数日後、『ジュンコの住所教えてくれたらいいモン送ってやるぜ』と今度は向こうからメッセージが来た。こんな最低のやつに住所を知らせるくらいなら死んだほうがましと最初にそのメッセージを送った時に思った。
それなのに時間が立てば立つほど私の体の奥底が原始的な性欲の炎にあぶられて我慢できなくなってしまう。気がつけば1日になんども自らの身体を弄り、常時発情しているような状態になってしまっていた。いままで私が軽蔑していた風俗嬢よりもさらに恥ずかしい存在になりかけていた。
結局私は1週間たたずにアイツに屈してしまった。忘れようとすればするほど鮮明に思い出されるあの最低男。犯罪者で顔とテクだけの男だと言うのに歯噛みしながらもアイツの手の上で踊ってしまう。
アイツは犯罪者なのに情欲に負けて住所を渡してしまう。『楽しみにしてろよ』ふざけたようにそう書いてきたアイツに私は嫌な予感と期待の療法を感じてドキドキしてしまう。
その数日後、
「なんか荷物が届いてるよ」
そう彼が無垢な笑顔で小包を渡してくる。良心の呵責を感じながらそれを受け取っておいて、夜中に一人で箱を開ける。
一瞬気持ち悪くで放り投げそうになってしまった。肉肉しいほどにリアルな赤黒い色のペニスを模した大人のおもちゃ。ビキビキと浮き出た血管の一本一本までがリアルに作られている。しかも明らかに普通のサイズではない。私の腕ほどもある太さと長さ。恐る恐るその太いものを手で握る。知っているサイズ感。ほんの一回握っただけだと言うのに私の記憶に刻まれてしまったアイツの太さと同じだ。私は無意識にいつだったか教えられたとおりに上下に扱き上げてしまっていた。カリ首を刺激し、クリクリと尿道口に人差し指をかける。手にフィットする感覚、ドキドキして記憶が蘇ってきてしまう。
無機質な張り型をしごいているはずなのに、手にアイツのぬくもりを感じてしまう。
私はそのグロテスクなおもちゃを持って浴室に移動することにした。衣類をすべて脱いで裸でその玩具に触れる。お湯をつけるとテラテラ輝きリアルさがましてしまう。グロテスクで凶暴な造形なのに見ているだけでドキドキしてしまう。
はぁはぁはぁ…いつの間にか息が荒くなっていることに気がつく。もっているだけ、手でしごいているだけなのに体が内側から熱くなってくる感覚。この数週間体が欲していたものを手に入れたような安心感を狭い浴室で感じてしまう。
もし手の中に感じるこの太いものを入れたら私はどうなってしまうんだろうか。不安を感じながらもいやおうなく高まる期待。今まで指やあの人のおちんちんで満足できなかったアイツに帰られてしまった場所がついに満たされるのではないか。そう最低なのに期待してしまう。
おそるおそるその玩具を股間にあてがう。お湯で濡れているせいでまるで本物のように温かい。
「はぁはぁ…ぁぁあ」
小さく声が漏れる。ビキビキと浮き出た血管のディティールがクリトリスに触れる。
息を荒くしながらゆっくりと股間にこすりつける。クチュクチュと粘ついた音がでる。お湯だけじゃなくて私の愛液がトロトロ分泌され、いびつな肉棒をコーティングしてしまう。アイツのことなんか大嫌いなのに愛液だけはどんどんたれてきてしまって、気がつけば激しくディルドーをこすりつけてしまっていた。
そしてついにその凶暴なまでにはった先端をついに割れ目にあてがう。おもちゃとは言えあの人のものではない男性器を自分で押し込み始めてしまう。
「んふぅぅぅ…」
自分でも信じられないくらい鼻にかかかった艶めかしい吐息が漏れてしまう。
「はぁぁぁ…太いぃぃ…」
鮮明にアイツに犯された感覚が蘇ってくる。アイツのデカチンポはこんな感じだった。グリグリと押し込む。Gスポットにあたってこすれる。
「んん…ふはぁぁぁんん!」
狭い浴室内に私の声が響いてしまう。でももう我慢できなかった。グリグリと割り広げられる感覚が私のオンナとしての本能の欲求を満たしてくれる。
「あっ…はぁぁんぅぅ…」
無機物のアイツのデカチンポが奥に入ってくるたびに足りなかったものが与えられるような嬉しい感覚に体がビクビク跳ね上がってしまう。
「あっあああ!奥にぃ…きたぁぁ♥」
指でも、あの人のおちんちんでも届かなかった場所にやすやす届いてしまうアイツのデカチンコのサイズのおもちゃ。悔しいほどに気持ちよくなってしまう。全身が火照っておもちゃが一番奥にキスするたびに体が喜ぶかのように快感の電流が全身を駆け巡る。
「あっあああ!はぁぁぁんっっふぅぅ♥」
右手でグリグリ下半身にえげつないほどのおもちゃを押し込みながら左手で乳首をつまみ上げる。自分の指使いがアイツの手付きを真似ていることに気が付きながらも止められない。私より女の体を知り尽くしたあの最低男の手付きを真似てしまう。
グチュッチュッニチャクチャっ…みだらに秘部がかき回され、その音に合わせて押さえられない声が漏れてしまう。
「んん…ふぅぅ…あっ…はぁっ…あぁぁぁんんっふぅぅ」
もう我慢ができないコツンコツン私の一番奥深くにおもちゃが届くたびに絶頂を極めそうになってキュンキュンしてしまう。今まで自分で慰めてもあの人に抱いてもらっても得られなかったキモチイイが溢れ出そうになってしまう。そしてあの人のものとは比べ物にならないアイツのサイズのデカチンコのおもちゃを奥深くまで咥えこんだ瞬間、体が大きくはねて快感が溢れ出てしまう。
「ひゃぁっ…あっ♥あぁぁぁん♥イグッう♥イグウウウウ!!」
ガクッガクッと体が絶頂に痙攣して幸せが私のオンナの部分からとめどなく溢れ続けてしまう。あの人とのセックスで感じることの出来なかった激しいメスの快感。体が反り返るほど何十秒も快感が溢れ続ける。
「はぁはぁはぁ…はぁ…あぁぁ…」
息が整うに連れてあの人を裏切ってアイツのサイズのものを受け入れてしまった罪悪感が溢れてくる。それなのに入りっぱなしのディルドーを抜こうとすると再び罪悪感が薄れてしまう。極太のデカチンコを股間で感じるだけであの人の記憶が薄れてたった一晩しかしらない最低のアイツの記憶が鮮明に思い出されてしまう。
「はぁっ…ぁぁ…あっふぅ…やめなきゃいけないのにぃ」
抜こうとしたディルドーを再び奥に押し込んでしまう。抜こうとしたはずなのに絶頂を極めたばかりの体が再び熱くなり始める。
「はっ…はっ…はあああ…ああっ太いのいいぃ…」
リズミカルにディルドーを抜き差ししながらアイツのことを思い出す。整った顔、セクシーなフレグランスの香水。最低男のはずなのにアイツのテクニックで今までになかったほど気持ちよくされてしまったことを思い出してしまう。
「んふぅ…ぁぁっ…いいのぉ」
体がもっともっと気持ちよくされたいと求めてしまう。アイツのテクニックと本物のデカチンコの快感を。あの人では満たすことの出来ない私の欲求不満の体がおもちゃに向かってただひたすら媚びて発情する。
結局その晩私は一晩中オナニーし続けてしまった。今まであの人とのエッチで得られなかった快感を取り戻そうとするかのように激しくおもちゃに向かって腰を振りラブジュースを垂らし、何度も潮を吹いてしまう。
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