悪徳の栄える町で洗脳敗北した女捜査官達ー第二章:はじまり3

「ひゃあっ、痛いぃぃぃ…んふぅ」
 彼女の瞳には次の瞬間困惑の色が映る。先程までなんとか逃れようとジタバタあがいていたのをナースたちに無理やり押さえつけられていたのに、今ではナースたちに抑えられなくてもジタバタしていない。

「んんっはぁぁ…な、なんでぇ…ひゃぁん」
それどころかさっきまで痛み一色だった吐息が艶かしくなっており、今では傍目にも彼女が感じていることは明らかだった。

「い、いやのにぃぃ…んんっ嫌だって感じられないのぉぉ」
困惑しながら艶かしく悶えるイツキっきまでの恐怖に引きつった彼女の表情も今では普段どおりか、むしろ艶かしくすらあった。

「枷を外してやれ」
 そうガニマタハルが指示し、ナースたちが機械を操作すると女性医務捜査官の四肢を拘束していた枷が外れる。だが、リー=アプリコットは自由になったにもかかわらず逃げなかった。眼前の指名手配犯を逮捕することも、攻撃することもなかった。

「いいデカ乳だな。旦那以外に触らせたことはないのか」
「んっはんっ…はいぃ。あ、あの人以外とはぁ…んふぅ…エッチしたこともないですわぁ!はぁぁんん!…!?…どうしてぇぇ…」

抵抗さえせずに聞かれたことを答えてしまう。体は今まで知らなかった快感にのみこまれただされるがままにされることが正しいと感じられてしまう。

「ひゃぁぁんんん!それ、それぇ、やめてくださいぃぃぃぃ!」
 ガニマタハルが己を誇示するようにその巨根をグリグリと医務捜査官の子宮口に押し付ける。

「あっ、はぁぁ、だめですわぁぁ!んふぅ…」
 だが、そういう彼女の表情に拒絶はない。彼女の恐怖は旦那の生殖器官が届かなかった場所にガニマタハルの、宇宙性犯罪者の生殖器官が届き彼女の体と心を征服することに対する本能的な恐れだったのだ。

「なにがだめなんだ、フヒヒ」
 見下すような不快な笑い声を上げながら問う男。だが、その腰使いはますます激しく彼女を征服しようとする。そして、反抗心がまだ残っているにもかかわらず抵抗できない人妻はその腰使いに反射的に媚びてしまう。

「ダメぇ、んはぁぁ。ダメなんですぅ…あんっあああんっ!しょ、、しょんなにペニスでわたしの奥をぉ突かれたらぁぁぁぁ、ダメ、ラメなんれしゅわぁぁぁ」
「こうか?これがいいんだろ」

先程まで彼女が抵抗し続けた施術台の上で拘束を解かれたにもかかわらず、逃げることのないオンナを組み伏し、抱きしめるガニマタハル。肥満体のだらしない加齢臭のする体に抱きしめられる。以前の彼女なら絶対に拒絶しただろう。だが、いまやリー=アプリコットはされるがまま、口でだけ抵抗するだけだ。

「らめぇぇ、らめぇぇ、抱きしめにゃいでくだしゃいいい。深くなっちゃう、もっと深くきちゃうう!らめ、らめえええ!らめれすうううううううううううう!」

 絶叫とともに彼女の豊かで隅々まで柔らかい体が痙攣する。傍目から見てもさきほどの痙攣と違い快感から絶頂してしまったことは明らかだった。

「イッたな。イクときは、イクって言えよ」
 そう言いながらガニマタハルは脱力しかけた人妻の熟れた肢体を支えてさらに突き上げる。

「ひゃぁぁん!ひゃい!わかりましたぁぁ…あぁん!」
 指名手配犯の変態的な命令を反射的に受け入れてしまう医務捜査官。彼女の体はさらなる快感を貪ろうと自分からガニマタハルのだらしない肉体を抱きしめる。

「もう一回グリグリしてやる、お前の一番奥をな」
「いやっ、らめ、らめぇ、しょんなことされたらぁあの人よりしゅきになっちゃうぅ!だかららめにゃのおおお!」

 そう口で拒絶しながらも憎むべき敵を抱きしめ、その肉棒を少しでも奥で受け入れようと体は快楽を貪る。施術台の上で人妻のムッチリとした太ももがガニマタハルの下半身と密着しまるで一つの生物のように一体化して動く。

「うひひひ、誰がお前の主人か教えてやる」
 その言葉とともにグイグイと女の体を人間離れした分身のちからだけで施術台に押し付けるガニマタハル。

「ひゃあぁ、らめ、らめぇぇ、ふといのらめえええええ!わたし幸せになっちゃうううう!あなた、あなたごめんなしゃいいいい!わたしイク、イクぅ、イッちゃうううう!」

 その言葉とともに性犯罪者の肥満体に組み伏せられて若妻捜査官は二度目の絶頂に豊満な体を震わせる。

「俺もイクぞ!欲しいだろ、俺のザーメン」
 そう醜い支配者が、今まさに屈服した獲物に問う。

「んふぅ…ほしいですわぁ♡ちゅぷ」
 さっきまであれほど拒絶していた医務捜査官は自ら血色の悪いガニマタハルの唇にキスする。男の舌が侵入するのを受け入れ、むしろ自ら媚びるように性犯罪者の体液を吸い上げる。

「はむっ…んんふぅっちゅぷ…チュルルル…ひゃふんん!愛があふれてきてましゅぅぅ…」
 ついにリーのふっくらとした足が自らガニマタハルの足にからめらる。

「ひゃああん、イイぃぃ、イイぃぃのおおおお!」
「旦那のよりか?」
「ふぁぁん、しょう、しょうでしゅううぅぅ!あの人のよりぃぃわたしのことしあわせにしてくれるのおおお!」

「もう一回イカせてやる。締めろ」
 その言葉とともに腰使いが更に乱暴な抽送に変化する。パンパンパンっとたくさんのナースたちが見守る中で腰と腰がみだらにぶつかり合う。
「ひゃぁいい、こうれしゅかぁ」

「そうだ、いい感じだ。締まってきてるぞ。旦那にもやったことのない締め付けだろ」
「ヒャァイ!あんっしょ、しょうれしゅうう!らって、幸せらからぁがんばっちゃいましゅわぁぁ。ああぁん、はんっ…しゅごい、しゅごい、しゅごいいいいい」

 二人の腰使いが激しくなり、同時に息が合いはじめる。医務捜査官が自らさらなる快楽の峠を極めようと性犯罪者の腰使いに合わせているのだ。

「ああ、いいぞ。ザーメンを受け止めろ」
「ひゃぃぃぃ、イッちゃう!イッちゃう!イっちゃいましゅうう!しゅごいのでイカしゃれちゃいましゅうううう♡性犯罪者のスペルマ子宮で受け入れちゃいましゅううう♡」

 ガッチリと彼女の足がガニマタハルの腰をロックし、一番深いところで固定し、二人は同時に悦楽の急峻を駆け下りる。止まらない快楽の中で変えられてしまった人妻医務捜査官は旦那のことも子供のことさえすべて忘れて黄ばんだザーメン色に思考を塗りつぶされる。

 たっぷり5分間二人は快楽の余韻に浸っていた。抱き合いながらたるんだ贅肉の下で豊満な胸がドキドキまるで乙女のように愛情に心臓をときめかせている。大切な人に抱いてもらえたという嬉しさが彼女の全身を駆け巡る。

 それがあの違法な成体デバイス『モナーク』を植え付けられた結果だということは医務捜査官である彼女にとって疑う余地がなく事実だった。だが、今の彼女にとってそれに意味はない。あのデバイスを移植されなければ目の前の大切なお方を逮捕してしまうところだった。抱きしめて、高貴な精を恵んでもらうことも出来なかった。この素晴らしい感覚をいただくことも出来なかった。あの素晴らしい人造生物をなぜ自分が嫌悪していたのかわからない。

「定時連絡を仲間にしろ」
 そう言いながらガニマタハルが離れる。ズルリと彼女の中から抜ける巨大な肉棒。それが遠くに行ってしまうことが悲しかった。ナースが二人、即座によってきて抜けたばかりの彼女の愛液にまみれた巨根に舌を這わせて掃除している。今すぐ、一緒にご奉仕したかった。だが、命令に従わなければ。そう思って屈服させられた医務捜査官は立ち上がる。全裸に剥かれていたが、彼女の持ち物は施術台のすぐとなりに置かれていた。

立ち上がって連絡用のデバイスを取り上げる。いまさっき大切なお方に注いでいただいた愛の証がこぼれそうになって自然と右手で股間をおさえる。すこしでも偉大なお方のスペルマを体に吸収させていただきたかった。

連絡用デバイスを利き手ではない左手で無理やり操作してインテロゲーターで情報収集しているベリアル情報捜査官を呼び出す。すでに定時連絡の時間を15分も過ぎている。

「イツキ…ん、大丈夫か?」
 切羽詰った声。だが、その聞き慣れた声はどこか遠くからのものに感じられる。あの偉大なお方のことを理解しない無能な声。リー=アプリコットはどうすればガニマタハルが喜ぶかその明晰な頭脳をフル回転させる。

「ふふ、大丈夫ですわ。大統領閣下が病院にいらっしゃってご挨拶していましたの。それで定時連絡がおくれてしまって、申し訳ありませんわ、ふふ…」

 どこか鼻にかかったような笑い声がこぼれてしまう。股間を抑えている右手に垂れてきてしまうスペルマを膣内に戻そうと指を陰裂に食い込ませる。
「それなら、いいけど。定時連絡は安全確認の肝なんだからね。きちんとしないとみんな心配するよ」

「んふぅ…申し訳ありませんわぁ。わたしのほうはとってもよくしてもらっていますからぁ♡では、調査に戻りますねぇ。4時間後にまた定時連絡しますわぁ…ひゃぁぁん!」

 垂れてきた精子を膣内に戻そうと指を入れているうちに、クチュクチュとオナニーのようになってしまい、指が止まらない。ガニマタハル様、偉大なお方が近くにいるから仕方がないのだろうが。カクカクと飢えた娼婦のように腰が震える。

「ふひひ、すっかりビッチになっちまったな。この色情ぐるいの浮気妻が。ほら、別室にベッドがあるからそっちに行くぞ」

「あぁぁん、ガニマタハル様ほど偉大なお方に抱かれたがるのは雌の本能ですわぁ♡。本能の行動は浮気とは言いませんわ♡」

 そう言って、自らガニマタハルにしなだれかかり、一児を育てたにしてはハリのある乳房を押し付ける。

「セックスしながら、お前に他の連中に『モナーク』を感染させる方法を考えろよ」

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