数日後、瑞希の初勤務の日だ。もちろん俺は彼女を待ち構える。他の日はサボっても、この日だけは来なくちゃな。
「こんにちは!今日からお世話になります!暁瑞希です」
そう元気よく叫んで入ってくる瑞希。流石に体育会系らしい元気の良さでハキハキしている。
「ああ、お疲れさま。じゃぁ、まずいろいろ手続きするからバックヤードに奥の扉から入ってきてよ」
俺がそう言う。俺の顔を見たときに少しだけ彼女の眉が嫌そうに動くのを見た。最初の面接の時に催眠状態で
俺の第一印象が最低だってことはわかっていたから驚かない。むしろここから変えていくのが楽しみなのだ。
バックヤードに入ってきた瑞希は初めて会った時と変わらずなかなか魅力的だ。スラッとした体つき、少年のような顔立ち。今日も学校帰りなのか制服だ。
「じゃぁ、まずは挨拶のキスだね。覚えてる?」
そう当然のように言う。瑞希の表情が固まる。
「…はい」
嫌そうに言うが、催眠で俺の指示は当然のことだとして受け入れるようにしてあるからいやいやでも彼女は疑問には思わない。
「じゃか、今日はまず瑞希さんからしてよ」
そう言って、唇を突き出してみせる。面接の時にファーストキスを奪った唇が今日は向こうからくるのだ。
「え…やらなきゃダメですか?」
そう逃げ腰の瑞希。
「だめだよ。瑞希くんは部活で顧問の先生に嫌なことを指示されたら断るの?よくそれで水泳部やってられるよね」
そう煽って唇を突き出す。数秒葛藤して彼女の柔らかい唇が俺のカサついた唇に重なる。そのタイミングで俺は彼女の体を抱きしめた。無駄な筋肉を削ぎ落としたスリムなボディが俺の肥満体と密着する。
「いやぁぁぁ!」
そう叫んで瑞希が俺をはねのける。まだ会って二回目、好感度が低いのだ。だが、タイムカードを押す度に彼氏と好感度が入れ替わる暗示があるので、俺は余裕だ。どうせそのうち彼女の方から俺を抱きしめるようになる。
「何するんですか!?」
「アルバイトの体を抱きしめて体調をチェックするのも店長の仕事なんだ」
言い訳がましく適当なことをいう。
「そうなんですか…でも…いきなりはやめてください」
こじつければ瑞希は納得したようだった。
「じゃぁまず、名札のために写真をとる必要があるから制服脱いでくれるかな」
既にかなり嫌な顔をしている瑞希が更に不快さをあらわにする。
「脱がなきゃだめですか?」
「ゴメンね、仕事だからさ」
かなりきつめに嫌だと伝えようとする瑞希に俺は大人らしく仕事だから仕方がないと伝える。腹の中で爆笑しながら。
「うーん…しかたないですね…」
そういって瑞希は体育会系らしく思い切って服を脱ぎはじめる。俺の目の前で10代のみずみずしい白い肌が学園の制服の間からさらされ始める。完全にストリップだ。
「上だけじゃなくてスカートもね」
そう軽い感じで言うと瑞希は俺の方をにらみながらもこくんと頷いた。
制服のベストが床に落ち、ネクタイがほどかれ、ブラウスのボタンが外れる。灰色の無地のスポーツブラが彼女らしい。そして腹筋が割れているのもやはり鍛えている証でなかなか趣深い。催眠を覚えてからいろんな女の体を俺のオナホにしてきたが、瑞希は新しいタイプだ。早く使いたいと股間が固くなるのを感じる。
「じゃぁ、写真撮るね」
スポーツブラとショーツ、それに学園指定のソックスとローファーだけになった瑞希にカメラを向ける。相変わらず彼女のボーイッシュな顔立ちは不快そうに眉を逆立てている。
カシャカシャその顔を撮り、人身をカメラに収める。さらに近づいてショーツにどアップを取って、ついでにスジを写そうと彼女の股間に指を伸ばす。
そのとき、彼女の手が伸びてきて俺の指を払った。
「さわらないでもらえますか」
不機嫌な声でそういう瑞希。いいね、この少女がどう変わるか想像すると股間がますます硬くなっちゃうよ。
「わかったよ。でもその不機嫌そうな顔だとお客さんが逃げちゃうから、ちょっとは笑顔になってよ」
そう言うと、瑞希の顔がひきつった笑顔に変わる。いやいや笑顔をしていることが丸わかりの笑顔だ。
「じゃぁ、制服に着替えてよ。上着はコンビニのユニフォームがあるけど、下の方は決まったのがないからこっちで用意しておいたよ」
そういってロッカーを指差す。スポーツ少女がそのロッカーを開けて絶句する。
「え、これですか?今から家に行ってジーンズ取ってくることもできるんですけど…」
彼女が嫌がるのはムリがない。俺が準備したのはウルトラローライズのデニムショートパンツ。ローライズ過ぎてケツが半分見えるほどのやつだ。
「ダメダメ、今こうして問答している間にも時給発生してるんだよ。初めはすこし恥ずかしいかもしれないけどすぐに慣れるから」
ちなみにうちの店は男性客多めだ。というのも他のコンビニと違って店員が女子多めで、ぶっちゃけ全員エロ目の格好をしているからだ。コンビニのユニフォームの上着の下にシャツなどを着ていないせいで時々汗で透けブラをするし、下半身も常に体のラインが出るセクシーなスキニーデニムやローライズショートパンツなどを着せている。
流石にケツ丸出しのショートパンツは初めてだが、水泳少女に着せるならこれ以外思いつかなかった。
「…うーん…」
いやいや納得した感じで瑞希がそのショートパンツに足を通す。学校指定のソックスやローファーとのアンバランスが最高に背徳感を高める。
「じゃぁ、まずはレジに立ってみようか」
そう言って彼女の肩を抱き寄せようとするとするりとよけられる。レジで俺が横に立って指導しようとしても常に10センチ程度の距離を取ろうとする。まあ、好感度が上がるどころか下がることしかしていないから、ここまでのところは想像通りだ。
むしろ今しか楽しめない反応だから俺はニヤニヤチンポを勃起させながら懸命な彼女の抵抗を楽しんだ。まぁ、そうはいっても半ケツ丸出しのローライズパンツの学園生は見ているだけで誘うものがあるがな。
そして彼女の初勤務の時間が終わる。最後に再びバックヤードに呼び出す。
「今日はどうだった?」
「恥ずかしかったけど、結構なんとかなったと思います!」
恥ずかしかったねぇ、俺のニヤニヤが止まらない。眼の前にはローライズパンツからむき出しの鍛えられた白い太ももがまるで俺に視姦されるためにあるようにむき出しにされている。
そこで俺は彼女に催眠状態に落とす音を聞かせる。羞恥心に耐えるためにぎゅっと握られた拳から力が抜け、彼女の表情が嫌悪感と疲労の入り混じったものから催眠状態の無表情へと変化する。
全身が弛緩した彼女に俺は聞く。
「今日はどうだった?」
「最低…でした。イヤ…もうやめたい…です。特に店長が…ムリで」
淡々と嫌悪感を口にする。先程まで憎しみを隠していなかった彼女の瞳が今は光を宿していない。それにもかかわらず、深層心理まで俺への嫌悪感が刻まれているのだろう。
「ダメだよ。一度初めたからには彼氏のために頑張らなきゃ。嫌なのは初めだけだから、すぐに慣れるよ」
強制的に瑞希の感情を書き換える。実際初回の暗示があるから嫌悪感があっても彼氏の誕生日プレゼントを買うお金を貯めるためという目標のためにバイトしていれば徐々に俺への嫌悪感は薄まっていくはずだ。たとえ今の時点で最低だとしても。
「彼氏のために…頑張る。嫌なのは…初めだけ…すぐに…なれる」
切れ切れのちからない言葉。催眠状態だから当然だが、同時に彼女の無意識の抵抗のようでもある。
「彼氏のためにもっと頑張ろう。彼氏のためにシフトを増やすよ」
「んん…彼氏のために…頑張る。…彼氏のために…シフトを…増やします」
出勤すればするほどその彼氏への好感度が俺への好感度に置き換わるのにね。
「さぁ、手をたたくと君は目をさますよ!」
そう言ってパンパンと手をたたく。ハッと瑞希が目を覚ます。光のない瞳に俺への憎しみの炎が戻ってくる。
「瑞希さん、シフト週1じゃ流石に少なすぎるから、土曜日も入れていいよね?」
間髪入れずに聞く。
「ええと…土曜日は部活が…もうすこし遅い時間なら大丈夫です」
遅い時間ね。いいね、いろいろ遊べそうだ。多分これで瑞希はバイトを辞めるということを考えなくなっただろう。なんと言っても彼氏のためだからな。
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