4日目
昨日の空き教室で三倉さんを待つ。もう私は彼女は不良なのだと認識していた。だから約束の時間にも遅れるし喜々としてあの不良の言うことを聞けるのだ。いくら表面上は優等生の仮面をかぶっていたとしても。
廊下が騒がしくなりガラッと扉を開けて三倉さんが入ってくる。だが、入ってきたのは三倉さんだけではなかった。3人ほど明らかに不良の出で立ちの生徒たちが三倉さんと一緒に入ってくる。
「おお、マジでいるし」「女子大生の体はやっぱちげーよな」「胸でかすぎんだろ、ああモミモミしてぇ」
そう不躾な視線を浴びせかけながら口々に勝手なことを言う男子生徒たち。
「あなた達、一体何を考えている…」
そう言いかけた私を三倉さんが制止する。
「アズサちゃんは黙ってて。翔平様がオッケー出したんだから」
「こんなのきいていないわ」
「はいはい、うるさいよ。ちゃっちゃとアズサちゃんは脱いでよ」
そう、三倉さんが言う。小馬鹿にしたようにセンセイと呼ぶことさえもやめてまるで彼女の舎弟か何かのようにバカにしたようにちゃん付けで呼ばれる。
「そうだぞ、アズサちゃん!脱―げ!脱―げ!脱―げ!」
不良達がそう囃し立てる。空き教室が騒がしくなって他の先生や生徒に聞こえるのが嫌だったから私は仕方なくとりあえず、ジャケットを脱ぐ。
「アズサちゃん、何恥ずかしがってるの。早く脱がなきゃ服装チェックでないわ」
そう急かせる。三倉さん。不良の一人が彼女の肩をだいて制服越しに彼女の胸を背後から揉みしだいているが、彼女はされるがままになっている。私は言われるがままにワイシャツのボタンを外していく。
「これでいいでしょ。全部脱がなくても」
ワイシャツの前のボタンを外してブラをつけていないことを見せる。
「えー、オレらセンセイの巨乳を拝みたくてきたんですけど」「そうだそうだ!」
不平を漏らす不良たちを無視して三倉さんが
「ま、いいわ。でも下は全部脱いでね」
と覚めた感じで言う。不良達に体を弄られてもどうでもいいといった感じでかるくあしらっている。
「そんな…。許して…」
思わず私の口からそんな懇願の言葉が出てきた。本来なら私が先生で彼女が生徒なのにいつのまにか私が彼女の命令を聞かされる立場になってしまってる。
「アズサちゃん、諦めなよ」「脱―げ!脱―げ!」「アズサちゃんのオマンコ何色かな」
不良達が囃し立てる。
「脱ぐ、脱ぐからさわがないで」
そう惨めに不良達に頼む自分。実習4日目だと言うのに不良達にいいようにされている惨めな自分が嫌になる。
「早くして、アズサちゃん。脱がないと騒いで人が来ちゃうよ」
岸和田君と同じ表情で三倉さんが言う。
私は嫌々ながらスカートのホックを外す。はらりと落ちるスカート無地のショーツがあらわになる。目線だけでそれも脱ぐように指示される。
早朝の教室で、見ず知らずの少年たちに囲まれながら私はショーツをおろす。
「ちゃんと剃ったんだぁ、アズサちゃんのここ赤ちゃんみたい」
そう言ってツーと恥丘を撫でる。こそばゆい感触がのぼってくる。隅々までチェックする風紀員長。でも彼女がチェックしているのは私の女性器の剃毛具合だ。
「おっけー合格だよ。ちょっとまってね」
そう言うとポケットから赤いマーカーを出してまさに剃り上げられた私の恥丘に何かを書き始める。
『SEX講習受けてま~す!エッチなこと教えてね♡』
少女の字でそう赤く私の股間の上に刻まれる。
「おお、エロすぎっしょ」「オレ、アズサちゃんにメッチャエロいこと教えちゃいたいわ」「てか、アズサちゃん保健体育の先公じゃんww」
「あ、アズサちゃんローター入っていないよね?どこにあるの?」
「忘れたわ、ごめんなさいね」
もちろん、わざとだ。昨日のようなことがあってはたまらないから。
「アズサちゃん、減点。罰として、キョウタにローター入れてもらいま~す。コイツ下手だから入りやすように先生指で広げてやってよ」
そう言ってとなりにいた少年に昨日のと同じオモチャを渡す。
「ほら、アズサちゃん、入れやすように手伝ってやって」
そう言うと私の両手をヴァギナの上に誘導し陰唇をひらかせるように配置する。男子生徒に取り囲まれながらYシャツを羽織っただけの格好で陰部を開いてみせている私。これでは完全に痴女だ。恥ずかしくて下ばかり見ていた顔をあげると残り二人の少年がスマホをこっちに向けている。
「やめてよぉ!」
そういった私の言葉は弱い。その瞬間少年の指が私の陰部に触れて、グリグリと異物を押し込み始めたからだ。
「アズサちゃんは黙ってマンコ開いてなよ。抵抗しなけりゃ拡散しないんだから」
そうニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている不良達。ぐぐっと奥まで押し込まれるローター。
「すこし濡れてきたんじゃね?」
キョウタという少年がそういう。
「おお、マジだローター咥えこんで濡れてくるとかアズサセンセー、まじビッチだわ」
そのまま少年がクリトリスに触ろうとするのを三倉さんが止める。
「今日はここまでなんだから、やめなよ。
アズサちゃんはこっちのショーツはいてね」
そう言うと黒いレースのショーツを押し付けられる心なしか湿っている。
「翔平様から、アズサちゃんへのプレゼントだって。クロッチの部分に媚薬を塗ってあるからローター入り生活を二倍楽しめるんだってさ」
そういって私のショーツをひったくるように奪い取る。もう、私は抵抗することを諦めてしまう。ここで何をいっても仕方ないし、もうほとんどホームルームの時間だ。しめってヌチョヌチョするショーツを身に着けスーツを着る。はやく教室に向かわないと。
「センセー、ちょっと待ってください」
昨日同様最後だけ委員長モードになった三倉さんが言う。
「センセーのエッロイ写真を拡散しないでいてくれるみんなにご褒美をくださいよ」
いきなり突拍子のないことを言い始める三倉さん。
「おお、さすがカオリちゃん」「鬼の風紀員は言うことが違うな」
などと好き勝手不良達が言う。
「じゃぁ、センセー、我慢してくれるみんなに心を込めてショーツプレゼントしてください。これでサインしてあげてね」
そう言って先程私が脱いだショーツを示す。もう時間がないので適当にサインして逃れる。どんどん彼らに私の写真が増えていく。
だが、その後は不気味なほどに何もなかった。不良達の間でローターのリモコンがまわっているらしく、時々震えたが昨日のようにわざわざ焦らすような弄ばれ方はなかったので我慢できないほどではなかった。そして放課後、今日から水泳部の顧問見習いということで練習に参加して泳いでいたときにローターは壊れたのか動かなくなった。
正直に言ってほっとしていたのは確かだ。これであのあくどい不良の手から逃れられ、まともな実習になると思ったからだ。真面目な水泳部員達の指導を気持ちよく終え、練習道具などを片付ける。
そして思った以上に時間が遅くて早く今日の日報を書かなければと思いながら更衣室に入ったときに。悪夢が蘇った。
「アズサちゃん、待ってたんだぜ」
聞きたくなかった声。それでも私は精一杯声を出して怒鳴りつける。
「おい、ここは女子更衣室だよ。すぐに出ていって」
それなのに聞く耳も持たない不良。
「おいおい、アズサちゃんはオレのハメハメ講習受けるんだろ?わざわざ先生がアズサちゃんのとこに来てやったっつーのに、その言い方はないんじゃないの」
不良少年が手に持っていたスマホをいじる。更衣室内の私の荷物が入れてあるロッカーから着信音がかかる。
「アズサちゃんの早く帰りたいっしょ?ま、ちょっと付き合ってくれれば悪いようにはしねーよ。でもさ、あんまり面倒ならオレの指が滑っちまうかもしれねーぜ。あー、アズサちゃんのちょー恥ずかしい写真を裏サイトにアップしてアズサちゃん愛しのカズくんにURL教えてあげたいなー!」
わざとらしくあの傲慢な不良の笑みを浮かべながら少年が言う。露骨な脅しだが私に選択肢がないのも確かだ。私より一回り小柄なのに狡猾な不良をできるだけ強く睨みつけて言う。
「どうすればいい?」
「そうそう、素直が大事なんだって。素直にしてりゃぁ、みんなうまくいくんだぜ。オレは気持ちいいし、アズサちゃんも気持ちよくなれる。ついでに教育実習の成績もいい感じに終わらせられるってわけだ」
私の視線などものともしないように不良が言う。
「どういうこと?」
「あ、しらね?この学校の連中はオレの手の内ってわけよ。カオリだってオレのセフレになってから勉強なんか全然してねーのに優等生ぶってるのはテストの結果をいじってるからだし、オレらアズサちゃんの大学に推薦だって決まってんだぜ?」
大人を舐めた口調でそういって、近づいてくる。着崩した制服が近づいてきて、私の肩に手をかけて言う。
「そーいうわけだから、アズサちゃんも楽しんじゃっていいんだぜ?いっそこのあとの期間ずっとオレとヤリまくりでもちゃーんと実習の成績はオマンコに応じていい感じにしてやっからよ」
下心丸見えに、舌なめずりしてみせる。タバコ臭い息が私の顔にかかる。
「そんな不正なんか、通用するわけがないだろ!ふざけるな」
そのまま少年の手が私を抱きしめ、耳元に囁く。
「オレのいう事聞かなかったら、どんなに頑張ったって落第だからな」
耳元で低い声でそうささやかれる。背筋がゾッとする。普段の軽口ではなくヤクザが恐喝するような響き。逆らったらどうされるかわからないと私に感じさせ、萎縮させるようなあからさまな脅し。
私はこの少年を怖いと思った。今までのただの不良という認識ではなく、逆らえないほどに凶悪な何かだという気がして、背筋が泡立つ。
少年が私を離す、微かに足が震えている。相変わらず岸和田君はニヤニヤと私を見つめて一言言う。
「ほんじゃぁ、今日のハメハメ講習はしゃぶってもらうとこから始めよっかね」
ぐっと肩に力を入れて私に膝立ちの姿勢になるように暗に指示する。震えてしまった私の膝は容易く屈してしまう。少年のことをすこし高めの位置から見ていた私の視点が低くなり、岸和田君の股間の位置になる。
「あ、そういやアズサちゃんの股間のローター壊れちゃってるんだっけ?こっちに入れ替えてよ」
そう言って差し出されるピンク色の小さい球状の物体。私はそれを恐る恐る受け取ってしまう。ふざけたような少年の声がにわかに恐ろしく感じられて萎縮してしまう。私が教師で少年は生徒だと言うのに、その立場が逆転してしまっている気がする。少年の持つ権力の恐ろしさを今更ながら自覚させられ、私はためらいながら自分の水着をずらして指を入れる。
「ん…ふ…っ…」
入口のあたりに引っかかっていたローターを引き出し、代わりにぐっと新しいものを押し込む。その姿をずっと見下ろしている少年。
「よしよし、言うこと聞く生徒は好きだぜ、オレ」
自分は不良で教師の言うことなど聞く気がないくせに岸和田君がそういう。
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