第七話:チャラ男教師の淫語作文授業 [日常パート2H][姫崎美園]
数時間の後、姫崎美園は寮の自室で目を覚ます。寝ている間にどれほど汗をかいたのだろうか。どろどろになった体に気がついてシャワーを浴びようと彼女は思った。けれども、それよりも最初にヤラなければいけないことがあったのを思い出してベッドサイドの携帯電話を手にする。
小さなディスプレイいっぱいに表示される無修正の男性器、それをベッドの上に置きながら、気だるげに美園は自らの乳房を揉みしだき始めた。汗ばんだ乳房はなぜかまだ熱っぽく、乳首も普段とは違うように感じた。
正直に言えば、なぜ自分がこんなことをしているのか疑問です。それでもわたしはそうしなければいけない気がして指を股間にはわせます。
慣れないオナニーで絶頂に達するのに、美園は30分もかけてしまった。すっかり遅刻してしまう時間だ。それでも、シャワーを浴びねばと浴室に入る。卑猥なベビードールに包まれた自分の姿が鏡に映る。特に気になるところはない。少女の目には映らない。彼女の体に油性マジックで描かれた卑猥な落書きに。額の『処女マンコ』や頬の『蝶野先生に処女マンコをラブラブ♡えっちで捧げます(予定)』。唯一つ鏡の前で思い出したことがあった。
わたしは…いわなければなりません。わたしの好きな男性のことを…。
「わたしは『優しいより強引で乱暴で』『弱くて』『頻繁に浮気するくらい性欲が強くて』『浮気を隠さないくらい不誠実で』『好きな女は卑怯な手を使ってでも手に入れるような』男の人が大好きです」
そういった時に、その言葉がわたしの頬に書かれている気がしました。そんなはずないのに。幾度鏡を見てもいつもどおりの自分の顔しか写っていません。
シャワーを浴びて制服に着替えます。もうすっかり遅刻ですが不思議と罪悪感はありません。昨日会った担任の先生がそれほど厳しくないように感じたせいかもしれません。扉を開けて学校に出かけようと思った時に大切なことを忘れていたことに気が付きました。
すぐにマジックを持って制服のスカートをたくし上げます。そしてわたしは『わたしの今日のマンズリ回数』と太ももに書いて大きく一と書きます。これも何か腑に落ちませんがそれでもやらなければいけない気がしてしまいます。
わたしが息せき切って教室に入った時にはすでにホームルームもほとんど終わりでした。はいってそうそうやはり担任の蝶野先生に怒られます。
「遅刻すんなよ、美園ちゃん」
そういいながら先生が近づいてきます。やはりタバコの臭いがすごく強くて気になります。ただ、これはこれでひょっとして嗅ぎなれたらいい匂いなのかもしれません。そしてわたしの前に立った先生はちょっとだけスカートを上げるように言います。わたしは教室の中でそんなことをするのは嫌でしたが、強く命令されると我慢できずにたくし上げてしまいます。わたしのオナニー回数が先生に知られてしまいます。
「んー、彼氏のことでも思い出しながらオナニーしてたのかなー?」
そうこそっと先生がいいます。次に瞬間わたしの脳裏に裕章さんのことが思い出されます。オナニーしなきゃ。
「あのー、先生トイレ行ってきていいですか?」
「ああ、勿論いいよ」
そういいながらトイレに向かおうと向きを変えたわたしのお尻をさわっと蝶野先生が触ります。ちょっとだけその性欲の強さや強引さにわたしの胸がときめきました。この先生はわたしのことを異性としてきちんと見てくれているのです。女としてのわたしの本能なのか先生のことが少しだけいいなと思ってしまいます。
それからちょっとして三時間目。
三時間目は蝶野先生の国語の授業です。
「おーし、オマエラ。今日は転入生もいるし淫語作文でもやっか。おい、そこの三枝ちゃん『淫語』ってなんだ。新入生の美園ちゃんに教えてやれや」
おとなしそうないかにも小動物系の少女が立ち上がって言います。
「『淫語』とは男女が性交やそれに近いシチュエーションの中でお互いの性感を高め合うために使う専門用語のことです」
「岬ちゃん例を上げてよ」
メガネを掛けたオタクっぽい女子に蝶野先生が聞く
「男性器のことを『オチンポ』というのは淫語です」
「そうだな、じゃぁ女性器はどういうと思う?、姫崎」
そうわたしをあてるだけでなく蝶野先生はわたしの机に向かって歩いてきます。わたしはあまりに常軌を逸した授業に言葉を失っていました。いったいこの先生は何をイッているのでしょうか?こんなこと許されるはずがありません。
「わかんないかな~。答えはねー、『オマンコ』。ほら、繰り返して」
「わけがわかりません。何なんですか、この授業は」
「あーあ、授業中は私語をしちゃいけないんだー」
そう言いながら耳元でこう言います。
「朝からオナニーしている淫乱にはお似合いなんじゃね。まじめに授業しないとスカートめくるよ」
すぐにわたしは自分で膝にマジックで書いて、今では二にカウントが上がっているマンズリ回数の表記を思い出します。あれがバレたらクラスメートはどう思うでしょうか。
「ほら立って」
蝶野先生はむんずとわたしの胸を掴んで立たせようとします。
「やめてください、先生。セクハラですよ」
けれどもそう言いながら私の心の裏側は密かにときめいていました。あまりにも卑劣で強引なやり口にわたしは惹かれていたのです。この男の人はそれほどまでにわたしのセクシーな姿を見たいと望んでいるのだっと。そう思うと逆に先生が可愛くすら感じてきてわたしは言われるがままに立ち上がると、
「オマ…ンコです」
とどもりながら言ってしまいます。なんだか先生が可愛らしくてもっと言うとおりにしてあげてもいいんじゃないかとすら思えます。
「よしよし、じゃぁね、美園ちゃんにはこの課題をこの時間は書いてもらおうかな。大丈夫、これはオレしか読まないからね」
そういって先生は一枚のプリントを差し出します。そこには、
- あなたの好きなタイプの男性を書きなさい。
- その男性とあなたの性交を想像して淫語で書きなさい。
と書かれています。
わたしは反射的に最初の問の答えを書き込んでしまいます。
『わたしは優しいより強引で乱暴で弱くて頻繁に浮気するくらい性欲が強くて浮気を隠さないくらい不誠実で』『好きな女は卑怯な手を使ってでも手に入れるような男の人が大好きです』
けれどもそうしてしまうと第二問にどう回答すればいいのかわかりません。自分で書いておきながらどうしてそんなことを書いてしまったのかよくわからないのです。それにもかかわらず考えれば考えるほどわたしはそういう人が好きなのだというふうに思えてきてしまうのです。結局わたしは書きなおすことなど考えもせずに問二の回答を試行錯誤してしまいます。
たぶん乱暴で卑怯、それに性欲が強いのでしょうから、きっとわたしは騙されて連れ込まれた挙句にレイプされて二号さんにされてしまうのでしょう。でもそんなふうに強引にされてしまってもいいと思ってしまっているのです。
第八話:性技の体操授業 [日常パート2K][神坂夏織]
神坂夏織はいつもより少し遅目に目を覚ました。朝練には遅刻だが学校には遅刻しない程度の時間だ。まず気がついたのは自分が全裸であることだった。昨日はつかれていたからシャワーを浴びた後に寝てしまったのか。すこしだけ自分のだらしなさに自己嫌悪の溜息をつくと姿見の前に立って身支度を整え始める。
まず、目につくのはドロドロに汚れた体だ。特に股間部分に集中して昨夜のザーメンのカスや破瓜の血がみっともなく付いている。けれども彼女は洗脳された暗示により認識できない。精々、少し汗をかきすぎたかなとかるくタオルで拭ったくらいだ。いつものスポーティーな白いシンプルなショーツに足を通すとベチャッと染みになったがそれにも気が付かない。
もう一つ彼女が気づかないことがある。それはややこぶりな乳房の所に焼き付けられた焼き印だ。卑猥な男性器がハートを打ち砕いている性欲怪人フトシのトレードマークと『SLAVE』の文字は彼女には認識できない。
五分後にはきちんと校則通りに身なりを整えた美少女がいた。いつもどおりだ。
朝食を寮の食堂で取る。そこでは生徒会長の秋篠京香が声をかけてくる。
「御機嫌よう。よくお休みになれましたか?」
「うん、すごいよく眠れたよ」
そういったのは嘘ではない。ミッションすらできず寝落ちしてしまったなど笑えない状況ではあるが。
一時間目は体育だった。ボクと京香は更衣室で体操着に着替える。この学園の体操着は下は紺のスパッツにTシャツだ。けれども通常の学校の体操着なら名前だけ書かれているところが聖佳学園の体操着はスリーサイズや生理周期といったボクの個人情報が事細かに書き込まれているのだ。さらに、体の変化を把握するためとしてスパッツや体操着の下に下着は履かないことになっている。そのことを指摘しても生徒会長の京香は、
「先生方はより丁寧に私たちの体の状態を理解して指導してくださるためですから仕方ないですよ」
と涼しい顔だ。ボクはこのこともやはりレポートにかく必要があると思う。この学園はどこかおかしい。
唯一つ安心できることは体育の先生は野島玲子、ボクたちオーダー・セイバーのサポート要員だということだ。事前の打ち合わせでは授業後に情報交換をすることになっている。数少ない味方同士で情報共有可能な場所だ。ボクの情報は玲子先生を通じて姫崎に伝わるだろう。そして彼女の持っている情報もまたこの授業を通じてボクに渡るのだ。
「ほーら、朝だからってだらしないぞ。今日は体操をするぞ。それぞれ前後の間隔を広めに取って。今日から特別クラスの体育の授業はみんなの女を鍛えるために特別メニューを実施することになってますからね。
まぁ、そういうわけだからみんなの股関節や足腰を鍛えることに重点をおいていくぞ~」
そういうと野島玲子は後ろを向いて手を床についてお尻を高く上げるようなポーズをとった。陸上のクラウチングスタートのような感じといえるかもしれない。そしてそのまま腰を前後にカクカクと動かす。ボクたち生徒の目の前でジャージに包まれた形の良い大人のおしりが前後にカクカクする。
「まずはこれを二十回だ」
言われるがままに少女たちはスパッツに包まれた尻を高く掲げて前後にカクカクする。
ボクも初めは違和感があったもののやってみると案外これが難しいことに気がつく。これでもボクは運動神経がかなりいいほうだ。けれども当然ながら剣道でこんな動きはしないためなかなか思うように体は動かない。たしかに思った以上に普段使わない筋肉は固くなってしまっているみたいだ。ボクの負けず嫌いの根性が出てきて、いつの間にか全力で腰をカクカクふっていた。
「みんな、そこそこ出来てきたみたいだね。じゃぁ、次は左右にフリフリする動きを追加するぞ」
そういいって玲子先生が手本を見せる。もはやボクは疑うこともせずに前後左右に腰を振り続けていた。やがて汗が吹き出しじっとりとスパッツが股間に張り付く。わたしはそれほど胸が大きくないから問題ないが、京香なんてぷるんぷるんとオッパイを揺らしている。
30人ほどの十代のそれもトップクラスの容姿を持つ少女たちが体育館で一生懸命腰をふっていた。当人たちはあまり自覚していないだろうが、その光景は明らかにセックスアピールを連想させた。塩豚がとっくに陥落済みの野島玲子に命令したのは気が付かれないように少しずつ雌豚としてセックスアピールができるように神坂夏織を教育することだった。少しづつではあるが洗脳状態は進んでいく。それに連れて彼女は徐々に変態的な状況を受け入れ普通のことだと認識するようになるだろう。まだ二日目だからケツ振り程度しかさせられないのだが、いずれは他の生徒達のように極上のメスに育つだろう。
授業後、神坂夏織は野島玲子に質問するふりをしながら情報共有を行う。さりげなくデータの入ったチップを玲子に渡した。けれども、最初にあった違和感、体操着の下に下着を履かないことや自分の生理周期まで記入されたゼッケンについてはなんの疑問も持たなくなっていた。
そうこうしているうちに日が暮れる。シャワーを浴びて自分のノートパソコンの電源を入れる。時間通りにビデオチャットによるミーティングが始まる。
少々性的な内容があるのでボクは美園と姫崎司令とだけ回線をつなぐ。セイバー・グリーンこと北条裕章さんにはパスしてもらう。こんな場所に許嫁がいると知れば恐らくつらい思いをするに違いないだろうからだ。
話してわかったのは美園もボクと状況は似ていてひどく性的な内容に偏った授業をしている可能性があるということだ。しかもそれをこなしているうちにその異常性がわからなくなるというところまで同じだ。おそらくこの学園は何か洗脳装置のようなものを使っているのではないだろうか。それに関連しているのかいないのか、美園の母親であるところの姫崎司令から昨日のボク達の通信をクラッキングし、暗号化された回線を解析しようとした形跡があると報告があった。以後セキュリティのために学内で美園に会って彼女のレポートを受け取って体育の授業の時に教師でサポーターの野島玲子にわたすことになった。
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