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体に侵食される心 第5話
日曜日、そして月曜日は地獄だった。股間の中で震える小さい機械。それに振り回されて、焦らされる。土曜日も一度もイかされていない体はいつの間には快感を求めて私の理性を超えつつあった。自分がそんなふしだらな人間だったとは思わない。吉邑君と舌初めてのエッチが気持ちよくないのもある意味で普通だと思う。誤算なのは金成君とかかわってしまったこと。もうやめないと。私が壊れてしまう。もうやめないと。
そして切ない疼きに耐えながらあの下品な邸宅にたどり着く。
「あ~精子遅刻らしくて少し遅くなるってさ。勉強しててって言ってたよ」
そう言いながら私の太ももに遠路なく触れてくる。学校では猫をかぶっているくせかここでは全く遠慮がない。もぞもぞと丸く太った指が私の太ももを撫でる。
「ふぅ…ふぅ…わ、わかったわ。テキストの三十ページからね。…あぁぁん」
焦らされた体は触れられただけで甘い声を出してしまう。わざと金成君は問題を間違えて太ももを触ってくる。あんなに嫌だったのに、ザラザラした手のひらで優しく触られることにいつの間にか私は嫌悪感をなくしてしまっていた。
そして六時過ぎ、精子さんがくる。きっちりとしたパンツスーツに大人の色気を漂わせて。セクシーな香水。あんなにかっこいいのに言動がおかしすぎて、そのアンバランスさに私は壊されそうになる。
「ふふふ、すっかり出来上がっているわね」
そう言って背後から私を抱きしめる。まるで別の生物のように複雑に動く手が私の薄い胸を愛撫する。
「んん…外してくださいぃ…ふぅ」
「ふふふ、かわいい。でもお願いする相手が違うわね。私は鍵を置いていったもの」
「っえ…」
振り向くと金成君が鍵をぶらぶらさせている。
「私は日曜日に鍵を持っていくと言ったけど、月曜日に私が鍵を開けると入っていないわ。
おバカさんの優等生ね」
「ハハハハ、初めて織乃がそんな顔するのみたよ」
金成君の醜い顔が更に醜く笑う。でも今の私にとって細かいことを考える余裕なんてまったくなかった。今また股間で小さな性具が震え始めたから。
「んんっ、それ、頂戴ぃ…あぁん」
「今日で5日目、30万円くらいだっけ。じゃぁこの鍵の値段は30万円だね、フヒ」
下品な笑顔で笑いながら鍵をブラブラさせる金満オタク。
「んん…そんなぁ…はぁ」
青ざめるのが自分でもわかる。この鬼畜は私を開放する気はないのだ。
「まぁ、僕は優しいからね。しかたないから別のことでもいいよ。この間僕のフィギュアコレクションについてヘンタイだって言ってたよね。ヘンタイで結構だから、織乃にも変態になってもらおうかな。そのフィギュアと同じ格好、同じポーズで写真取らせてくれたらいいよ」
そう言ってこの間フィギュアを指し示す。学校の水着に、なぜかローファーとニーソックスをはいて、首輪とうさみみをつけている少女がお尻を突き出しているというどう考えても意味がわからないフィギュアだ。水着ならソックスとか靴とかいらないんじゃないの…脳内が疑問で満たされる。でもとにかくこの条件じゃないと先週の努力が全部無駄になって、私は一生このままなのだ。先週あんなに恥ずかしい思いをしてまで稼いだお金が無駄になってしまう。
「わかったから。そのフィギュアと同じことすればいいんでしょ!」
脳内が焼き切れるほど恥ずかしかった。
「ふふふ、豚男さん、ヘンタイのお友達ができてよかったですね」
クスクス心底嬉しそうに精子さんが言う。
「じゃぁ、織乃さんはこちらへ。ふふふ…」
隣の部屋や脱衣場とかでもない。ただ部屋の端。そこで精子さんが私の服を脱がせて衣装を着せようとする。
「ここではいやです。金成君みてるし」
「ふふ、だからこそよ。見せてあげましょう」
そういって、服の上から乳首をきゅっとつねる精子さん。
「ひゃぁっっっふぅ…」
声が出てしまう。そしてその瞬間セーラー服を脱がされてしまう。なし崩し的にクラスメートの男子。しかも最低の男の部屋で着替えさせられてしまう。ニヤニヤこっちっを見てくるその視線を無理やり無視しようとする。その間も精子さんは要所要所でボディタッチとセクハラだらけなのだ。
「クスクス、織乃さん、あのフィギュアよりかわいいわ」
そう言って私のお尻を撫でる。
「じゃぁ、貞操帯開けるわね。豚男さん、こっちに来て」
一生懸命無視していたその男子を清子さんが呼び寄せる。
「フヒヒ、貞操帯越しでも発情マンコのメスの匂いを感じるねぇ」
私のセンシティブゾーンの前でにちゃにちゃした笑顔を貼り付けて鼻をひくつかせる。ぐっと精子さんが私の腰を掴む。
「織乃さん、開けてほしいんでしょ。お願いしないといけないわ」
っくっ屈辱に舌を噛む。でも次の瞬間精子さんのほっそりとして女らしい指が私の太ももを撫でる。
「金成君…開けてよ」
「まったく言葉遣いができていないわね。でもまぁ仕方ないわ。豚男さん、開けてあげてください」
今までと違う。無理矢理でもお酒を入れられたわけでもなく、仕方無ぃ受け入れてしまう。
「仕方ないなぁ…」
わざとゆっくり金成くんの指が動く。貞操帯の中心にある鍵穴に金属製の鍵がガチャリとハマる。
「あの風紀委員長がオマンコベチョベチョにするなんてクラスの誰も思っていないぜ。吉邑のやつも織乃がこんなにビッチだなんて思ってもいないぜ」
冷たい空気が貞操帯の中に入ってくる。否定できないほどむわっと背徳的な匂いが広がる。わざとらしくゆっくり金成君が貞操帯を外すと私の認めたくない体液がトロっと卑猥にたれてくる。
「すっごい、発情してるね。三日間焦らされて、今すぐにでもちんぽをブチこまれたいヘンタイ風紀委員長マンコ」
金成君の指が私の股間を開く。とろとろと溢れ出す愛液のせいで逆ギレすることすらできなくなって私は赤面したまま身を任せるしかない。
「じゃぁ、着替えましょうね。ヘンタイになるために」
そう言って精子さんが着せかえ人形のように私にコスプレを着せていく。水着だけはわざわざフィギュアのものではなくて私の学校指定のものなのが憎らしい。そしてスク水にニーハイうさみみの私は首輪に付けられた鎖を引っ張られて引き出される。
「織乃すごいかわいいね!ヒヒヒ、エロいよ」
やたらごついカメラを抱えた金成君がそう嬉しそうに笑う。精子さんが私の鎖を金成君の机にくくりつける。
「足は大きく開いて、おしりを突き出して」
恥ずかしい…。クラスメートの、それもついこの間まで存在感を消していたような最下層の男子の前でこんな格好をさせられるなんて。そして何より、
「ふへへへ、水着越しなのに溢れて床に溢れてるよ。エッチだなぁ」
この二日間の焦らしプレイのせいで私自身がコイツの思うどおりになってしまっているのだ。しかもそれほどまでに敏感な部分が切なくなってしまっているのが辛い。カシャッカシャッとカメラのシャッター音が鳴り響く。股間に密着するように眺めてくる金成君のはぁはぁという息づかいを薄い水着越しに感じてしまう。
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